「人権の二一世紀をつくる文化の集い2018」が10月26日(金)18時から大井町駅前「きゅりあん小ホール」で開催されます。
今回は、佐渡の伝統芸能「春駒」(手駒・女春駒)をお招きします。「春駒」は新年の門付け・祝福芸として被差別者が伝えてきたものです。
春駒に代表される被差別部落の芸能は、ご存知の通り日本の芸能と産業を支えてきました。春駒の上演とともに、川元祥一さん(作家・伝統芸能研究千町の会代表)から、「日本の産業と芸能を支えた部落の文化」と題して講演をしていただきます。
「春駒」は、養蚕事業の手順を歌い、その豊作を実現しようと願う民間芸能のひとつです。その一部に金山の繁栄を願うものがあります。佐渡の「春駒」(はりごま)(乗馬型=男春駒)がそうです。しかし佐渡では養蚕の「春駒」も盛んで、佐渡でそれを「手駒=女春駒」といいます。
「戦争こそ最大の人権侵害」との思いから「平和と人権の二一世紀」を願い立ち上げたつどいも十八回目となりました。
2016年までに「ヘイトスピーチ解消法」「障害者差別解消法」「部落差別解消推進法」の人権に関わる三つの法律が恒久法として成立・施行されました。それぞれの差別解消に向けた取り組みを地域や職場で進めることが、ネットや駅、公園などで多発している部落差別落書きやヘイトデモの横行を許さない、人権の世紀の確立へとつながっていきます。
部落の文化を学び、差別とどう向き合うか皆さんと考えたいと思います。
お問い合わせ・予約は、電話 03・3762・7176まで。
(人権の集い実行委員会)