狭山を知らない世代へ

大井町駅頭で狭山大情宣



狭山情宣

 「共謀罪」が衆議院法務委員会での強行採決が予想されるという緊迫した状況の下の5月19日、JR大井町駅頭で全芝浦と場労組・南部地区共闘会議・解放同盟品川支部等、総勢40人で、狭山大情宣活動を展開した。
 南部の地での狭山情宣は毎月23日の狭山デーと、中央集会前の5月と10月に大井町と品川駅前で継続して行われて来ている。
 宣伝カーに横断幕を張り、のぼり旗を立て、交互にマイクをにぎり、「狭山事件は冤罪であり、石川さんは54年もの間『見えない手錠』につながれたまま、無実を訴えています」と駅前を通る人たちに訴え、800枚のチラシとテッシュを配り、署名の協力を呼びかけた。
 狭山事件は部落差別を利用し、石川さんを犯人に仕立てた冤罪事件。証拠開示や弁護団による新証拠や新鑑定書などで石川さんの無実は更に明らかになっており、一日も早い再審開始をと訴えた。足を止めて聞き、署名に協力してくれる人も多くいる一方、若い人からは「狭山って何?」という声も出され、狭山を知らない層に対する情宣の重要性と再審開始への決意を新たにした。最後に23日の市民集会への結集を確認して大情宣を終了した。  (品川支部)