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宮崎さんが歌と語りで

人権の21世紀をつくる文化のつどい2013

人権集会 宮崎保さん夫妻をお招きして、歌と語りの「人権の21世紀をつくる文化の集い2013」が7月12日、大井町きゅりあんで開催された。宮崎さんは、被差別部落に生まれ、差別にへし折られそうになった自らの体験をとおして、差別を憎み、闘った半生を語り、歌ってくれた。
 同和保育所の子どもたちの言葉から生まれた「だいじなものはなんやろ」。ハンセン病元患者の「同じ心を持つ人間です」という叫びを歌う「時の響きて」。「お水をください」と言って虐待死した子どもがいる、一方で、生まれてくる子どもに差別に立ち向かってと願う部落の母の思いを綴った「生まれてくる あなたへ」。差別を憎んで人を憎まず、差別をする子どもたちを守ろうと立ち上がった熊本のムラから生まれた「あした天気になぁーれ」など、自らの体験と関わりの中から生まれた歌と、その背景を語りました。
 最後に宮崎さんは、満場の参加者に「これからの日本は、決して良くなるとは思えない。それでも、生きて、生きて、生き抜こう。どんなことがあっても人を殺さないこと。何もせんでいいけん、生き続けろ。」と呼びかけました。
(人権の集い実行委員会)

部落解放同盟東京都連合会
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