NPO法人練馬人権センターは5月30日に第13回目の総会を開催する。今年も、部落問題をはじめ、人権課題に取り組む方針が決定される。
今年の記念講演は、石山春平さん・絹子さんご夫妻をお招きしている。春平さんは1936年生まれ。小学校6年の時にハンセン病と診断され、教師によって教室から暴力的に追い出されたという経験を持つ。父親の奔走で行政からの許可を得て5年間の自宅の納屋での療養生活の後、52年に神山福生病院に強制隔離。70年退院。現在は、実名で講演活動を行い、ハンセン病への偏見と闘っている。絹子さんは、1938年生まれ。ハンセン病患者の看護に尽くした井深八重に感銘し、神山復生病院に就職後。看護師の資格を取得。70年に春平さんと結婚。看護師として働いてこられた。
練馬人権センターは、あらゆる差別に反対する立場からハンセン病回復者の方と交流をしてきた。今回の講演はそれの一環として取り組む。
●練馬人権センター第13回総会
日時 5月30日(水)18時30分(記念講演は19時10分より)
場所 練馬区役所20階 交流会場(練馬区豊玉北6︱12︱1・西武池袋線練馬駅下車)
記念講演 「けっしてあきらめない~ハンセン病を生きて~」石山春平さん・石山絹子さん