今期は獄友も上映
練馬人権センター第13回総会



練馬人権センターの第13回総会

 特定非営利活動法人 練馬人権センターの第13回総会が5月30日に練馬区役所交流会場で開催された。参加者は記念講演も含め約50人。

 議事は事業報告、決算報告、会計監査報告あり、全会一致で承認された。続いて事業計画、予算案・新監事の提案があり承認された。

 事業計画では、「獄友」上映会をはじめ人権行事を行なうと決定した。

 総会後は、「けっしてあきらめない」と題して、ハンセン病快復者の石山春平さんとお連れ合いの絹子さんの記念講演が行なわれた。春平さんは小学校6年の授業時間に罹病がわかった担任教師により暴力で学校から追い出されたこと、隔離中の水虫の治療で本人に無断で、足の指を切断された等、人権侵害についてユーモアも交えて話した。絹子さんは、ハンセン病患者に尽くしたいと神山復生病院に就職し、看護婦の資格をとった。1970年に退所していた春平さんと結婚し共に苦労された経験を話し、狭山事件への想いも語り、それを受け石川早智子さんにも発言していただいた。

 (練馬支部)