第三次再審の現状を学ぶ
狭山東京北部集会へ

 

　練馬支部は、NPO法人練馬人権センター、石川さんをとりもどそう23日の会との共催で狭山事件の再審を求める東京北部集会を、5月31日18時30分よりに厚生文化会館で開催する。今集会は、石川一雄さん、早智子さんに新段階を迎えた狭山再審に向かうお気持ちを語っていただき、狭山事件再審弁護団の河村健夫弁護士に今年の３月23日、昨年５月13日に証拠開示により切り拓かれた狭山再審の現状を話していただく。また講演に先だち事件について事件のあらましのビデオ上映も予定している。
　今年の３月23日、東京高検は『犯行現場』での「血液反応検査」を行なった記憶はないという元鑑識課技師の報告書を開示した。ところが、その報告書に「のちにやったと言っている。陰性だった」という走り書きがしてあった。これは石川さんの自白直後に『犯行現場』で「血液反応検査」をやったが、血液反応はでなかったという事ではないのか。現場から血液反応が出なければそこは殺害現場ではない可能性が高いという事になる。また、弁護団は２月24日付けで、死体埋没に使われたとされたスコップの指紋検査報告所の開示勧告申立書を提出した。
　こうした新たな状況について河村弁護士に話していただきますますはっきりしてきた石川さんの無罪を勝ち取るために高検に新たな証拠開示、高裁に事実調べを要求していくためにも５・３１集会への参加を呼び掛ける。　　　　（練馬支部）

狭山事件の再審を求める東京北部集会

日 時　５月31日（火）　 　　　18時30分
会 場　練馬区立厚生文化会館
主 催　部落解放同盟練馬支部　
　　　  石川さんをとりもどそう２３日の会
　　    NPO法人練馬人権センター
資料代　５００円
講  師　石川一雄さん
　          石川早智子さん
　 　　　河村健夫弁護士
＊ビデオ上映あり。