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地域の環境改善の歴史を学ぶ

3月13日練馬フィールドワークを実施

 

 練馬支部は練馬人権センターと共催で3月13日、「練馬駅北口フィールドワーク」を開催した。参加者は初参加3人を含む14人。
 今回は練馬区政の課題の一つである練馬駅北口区有地(カネボウ跡地)の歴史を重点に学習しようと取り組んだ。
 カネボウ工場は近代以降の練馬の被差別部落の歴史において大きい存在である。講師の菊地照夫さんは、中世からの地域の歴史を話され後、今回はカネボウ練馬工場の歴史を重点に発表された。
 練馬駅北口区有地は1921年に被差別部落の人たちが所有していた畑等を大日本紡織が買収して紡織工場を造ったのを始まりとする。土地買収時、「開設後は地元から雇う」などの甘言で反対の声を押さえ込んだ。しかし、工場完成後は地元から雇用しない、トイレなどは部落側に作り工場排水や風呂の排水を部落側に流すなど差別的な対応をとった。その後、工場の経営は大日本紡織→東洋モスリン→カネボウと変わっていっていた。1970年にカネボウが市川毛織に事業譲渡し、カネボウ練馬工場の歴史を終えた。
 その間、紡績工場で関東大震災時に9人死亡。戦時中は弾丸の薬きょうを造る兵器工場だった。
工場閉鎖後、練馬支部がカネボウ工場跡地を地域の環境改善事業の用地にするように要求した結果、練馬区は練馬駅北口区有地を公有地としたのである。
 今回のフィールドワークは地震の翌々日だったので、事前学習会会場の厚生文化会館が電力制限のため閉館になり、会場変更して、いつもとは逆にフィールドワーク→学習会という順にして開催した。ハプニングもあったフィールドワークだったが「新発見」もある収穫のある取り組みだった。
          (練馬支部)

部落解放同盟東京都連合会
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