江東支部女性部は10月2日、社会「同和」教育講座を開き、練馬支部の内田さんの講演をお聞きしました。
これまで全女、関女で全国の仲間たちのシンドイ中で解放運動に出会い、差別をなくすための闘いの中での歩んだ道を傾聴させていただきました。しかし都連女性部で一緒に闘ってきた内田さんからのお話は特に感慨深いものでした。これまでの彼女への印象は「ちっちゃくて、かわいいおばちゃちゃま」に加えて「しなやかで、真の強い女性」と見方が変わりました。今回の講演の中でのサブテーマは、「なぜ隠すのか?どうしたら差別をなくせるのか?」がこれまでの彼女の問題意識。そして私たちへの問題提起でした。今回の講演で、幼少時代、戦中戦後、結婚、子育て、被差別体験や解放運動への出会いと貴重なお話をしていただく中、内田さんも言われていますが、差別する、いじめる事というのは「双方の心に傷を残す」という事なのです。「どうしたら差別をなくせるのか?」「再度今自分はどう生きているのか?どう生きたいのか?一番求めているのは何なのか?」など考えさせられました。少なくとも学校は子供たちが安心して学べる場所にしていかなくてはと思います。
また練馬でも差別が現存し、持続しているという事をうかがいました。これまで部落差別がいかにきつかったか、そして部落を無理解なまま差別する人がいるから、親族間で出身を隠差なければならない事もあります。私自身、シンドイ、そして部落差別が現存している事実に対して憤りを感じました。そして、差別の無い、安心して自分の地域で生きて行ける社会にして行き泰と思いました。
(江東支部)