部落解放の展望を語る 人権のつどい2014



 人権のつどい2014が2月7日、カメリアプラザホールで開催、137人の参加があった。「部落差別のいま〜部落差別の実態から部落解放の展望を考える」をテーマに、谷元昭信さんを講師に迎えておこなわれた。
 司会は飯塚書記長が行い進行された。人権のつどい実行委員会を代表して東京交通労組の古谷野さんは「今回で12回目となる本集会が部落差別をはじめとする障害者や女性、在日外国人などの人権確立を求めて重ねてきました。狭山事件は国家権力によるえん罪であり、狭山事件の再審開始の声を広めていただきたい」と挨拶をし、後援の江東区・江戸川区、両区教育委員会を代表して江東区佐藤副区長の挨拶後、谷元昭信さんの講演が行われた。
 谷元さんは、戸籍等個人情報大量不正取得事件、土地調査差別事件、「週刊朝日」差別記事事件、「在特会」の水平社博物館に対する差別煽動事件など解りやすく事件の概要や温存・助長する背景、特徴、問題点を話され、再発防止への課題について多くの資料を紹介しながら熱っぽく訴えた。
 閉会挨拶を東水労の久保嶋さんは講演内容は非常に分りやすかったと述べ、部落差別の現実に改めて真剣に取り組む事を訴えて成功裏に終了した。    (江東支部)