部落解放江東共闘会議が人権学習
部落問題と労働運動をテーマに
部落解放江東共闘会議「人権学習会」が九月九日、総合区民センターで開催された。
司会をふれあい江東ユニオンの平野代表が担当し、東水労の小峰さんが主催者を代表して挨拶後、部落問題と労働運動をテーマに講演を受けた。
第一課題として、東京清掃人権交流会の押田事務局長から「清掃現場から?仕事・歴史・差別との闘い」と題して講演を受けた。
第二課題として、芝浦と場労組事務局次長・品川支部書記長の高城さんから「と場問題と部落差別」と題して講演を受けた。
押田さんからは、現江東区の地域と密接に関わる江戸時代から今日に至る歴史やゴミ収集に関して自分達労働者に対する差別意識、そして千歳清掃事業所、葛飾・足立清掃工場の部落差別事件とその背景も含めて、自らの課題として反差別の取り組みを継続していく事を話された。
高城さんは、芝浦と場が今日に至った移転の強要と差別の歴史を解り易く労働者の実態を兼ねて話された。特に、差別ハガキ、差別移転要求、興信所による身元調査での結婚・就職差別事件が今日なお続いている現実について怒りの声を交えて話された。
雨宮支部長が閉会あいさつで「部落解放運動と労働運動として今回の二課題には密接に部落問題に関わる事が良く理解された思う。今日の学習を生活や職場に是非とも広げて欲しい」と述べた。
(江東支部)