猛暑の中、真実を実感
江戸川狭山学習会が狭山現調
狭山江戸川学習会は8月22日、参加者8人で狭山現地調査を行なった。当日は、警察が30人以上で身代金を取りに来た犯人を捕り逃がした「佐野屋」前から雨宮支部長の案内をした。「佐野屋」は建物も老朽化していたが、茶畑は依然として残っており「何で?」という疑問の声が参加者からあった。そして、現地事務所に移動し、「鴨居」を確かめ、三回目の家宅捜査で発見された万年筆の不自然さが理解された。昼食後、猛暑の中を歩いた。狭山駅西口は都市化の影響で区画整理が進み、「すずや」も無い。「荷小屋」、「出合地点」から殺害現場とされた今は家屋と駐車場となっている「雑木林」までの農道へと向かった。出会い地点から雑木林まで、被害者Yが見ず知らずの人に就いてゆくか、雑木林までの農道の間が如何に見通しが良く、農道の周囲に多くの人たちが時間的にも農作業中であっても二人の姿を見たと言う人がいないなどからも、デッチあげた権力の非道さを実感した。
今夏の猛暑の中、無事に2時間30分以上かけて完歩した。現地事務所で石川一雄さん、早智子さんと質疑を含めてた交流を行なった。
石川さん夫妻は私たちを労い、冷たいお茶などでもてなしてくれた。
石川一雄さんは、先日ギックリ腰になり腰痛バンドをしめていたが笑顔で連日の取り組みを続けており、第三次再審で有利な状況を一層盛り上げ一日も早い再審無罪を勝ち取るべく協力を訴えた。また早智子さんは、支部長とのメールのやりとりで報告を受けており、江戸川学習会のこの2年以上の取り組みに対して感謝の言葉を表し、九月の三者協議前の今が最重要で、地域の闘いを継続されるように訴えた。
(江東支部)