世良田村事件に学ぶ
「社会教育リーダー会議」宿泊研修会



部落問題学習の講師をしていただいた松島一心さんと

 「社会教育リーダー会議」宿泊研修会が6月2日〜3日、群馬県で行なわれた。

 葛飾支部員、支部員の仲間、区・生涯学習課職員など計14人が参加した。

 様々な差別解消にはたす社会教育の重要性を踏まえ、葛飾支部員たちが先頭になって近隣区民の方々とともに協働し、差別と向き合う子どもたちの成長を願う応援団である「社会教育リーダー会議」は、毎年夏に実施している「葛飾支部子ども会とその仲間たちサマーキャンプ」に向けた実地踏査と昨年度から位置付けた部落問題学習を趣旨として「リーダー宿泊研修会」を行なっている。

 昨年は長野県に行き、結婚差別の現実や差別戒名について学んだ。

 今年は、初日に群馬県太田市世良田町に行き、松島一心さんを講師に世良田村事件について学び、差別撤廃に向けた地域の人々の闘いと差別を許さぬまちづくりの取り組みについて学んだ。

 その後、今年のキャンプ実施地である群馬県桐生市の「花見が原森林公園キャンプ場」、食材調達のお店や緊急時の医療機関の確認等々の実地踏査をした。

 次代を担う6人の若者たちが参加し、熱心に部落問題を学び、事業の成功とは何かを問いながら、差別をなくしていくための子ども会事業、葛飾支部の存在について見つめ、考えていくとても有意義な宿泊研修会であった。(葛飾支部)

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