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新証拠を中心に学ぶ
狭山事件の再審を求める葛飾集会
狭山事件の再審を求める闘いは、いよいよ大きな山場には入りました。第三次再審闘争に勝利するために、私たち葛飾支部は、5月27日に葛飾区同和対策仮奥戸集会所において「狭山事件の再審を求める葛飾集会」を開催しました。葛飾支部員だけでなく、地公労葛飾地区協議会にも取り組みの要請をさせて頂き、この集会を軸に地域から闘いのうねりを作り出していこう、という強い意志が確認されました。
集会では、石川一雄さん、早智子さんから、この山場にかける思いを語って頂き、狭山闘争本部の安田聡さんからは、石川さんの無実を明らかにする数々の重要な証拠についての説明を中心に、三者協議の現況、全証拠の開示の重要性を話して頂きました。今年に入って、「犯行現場とされる雑木林の血痕反応検査」について、狭山事件担当の検察官が事件当時雑木林の捜査をした鑑識課員に聞いたところ、「血痕反応検査はやったが、反応はなかった。報告書は作成した記憶がない」と言っていたと書いたメモが明らかになった。「雑木林に血痕反応がなかった」ということは、「雑木林が犯行現場である」とする確定判決の認定や、石川さんの自白を疑わしめるに十分な物的証拠だということです。他にも開示された証拠には石川さんの当時の筆跡が「脅迫状」と異なることを表す書類や、「被害者のものとされるカバンが、石川さんの自白によって発見された」という検察側の主張を疑わしめる複数の地図などがあること。石川さんの無実はますます明らかになりました。この際、すべての証拠を開示させ、正々堂々と狭山事件の再審開始、完全無罪を勝ち取ろう、足利―布川の勝利!次は狭山だ!と参加者に訴えました。
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