えん罪被害者3人が語る
9・20狭山荒川集会



狭山差別裁判の再審を勝ちとろう!荒川集会

 9月20日金曜日、サンパール荒川において、布川事件の桜井さん、足利事件の菅家さん、そして狭山事件の石川一雄さん夫妻を招き、「えん罪被害者3人が語る!私たちはこうして『犯人』にされた」と題して「狭山差別裁判の再審を勝ちとろう!荒川集会」を開催しました。

 共にえん罪被害者である3人から、やってないのになぜ自白をしてしまったのか、警察官の暴力的な取り調べで自白へと追い詰められていった経緯を語っていただきました。

 「嘘と脅しで自白に追い込んだ、自分を取り調べた二人の警察官は謝っていない。絶対に許さない」という菅家さん。「実際に体験しなければ分からない」という桜井さんの言葉に、誰でもえん罪被害者になりうる怖さを改めて感じました。

 石川さんは、取調べの中でお兄さんが犯人だと思いこまされ、鶏を盗んだなどの微罪を数えると「20年以上刑務所に入らなければいけないが、『自分がやった』と言ってくれれば十年で出してやる上、お兄さんも逮捕しない」と言われ、「喜んだ」という石川さん。

 「獄友」3人の中で、石川さんだけがまだ、再審が開始されず、その手には「みえない手錠」がかけられています。一日も早い再審開始への決意を皆で新たにしました。

 参加者からは「えん罪被害者の生の声が聞けて良かった」「怒りが伝わってきた」などの声がありました。

 集会には共闘の仲間も大勢参加し、80人以上の参加がありました。

(荒川支部)