狭山弁護団は、昨年8月、東京高裁(大野裁判長)に「事実取調請求書」を提出し、新証拠の11人の鑑定人の証人尋問と、裁判所による万年筆インクの鑑定を求めています。これに対し、検察官は「鑑定人の証人尋問もインク資料の鑑定の実施も必要ない」と主張する意見書を提出しており、今後、弁護団が提出する検察官の意見書に対する反論を受けて、裁判所が事実調べを行うかどうかの決定をするという山場を迎えています。大野裁判長の退官が迫る中、闘いは正念場です。速やかに事実調べを!という世論を地域から大きく広げていこうと、10月13日、狭山荒川集会を開催します。山本志都弁護士を講師に迎え、第三次再審の現状についてお話しいただきます。『全国部落調査』復刻版裁判控訴審判決の意義についても触れていただきます。10・31集会へと連続する闘いで、事実調べを実現させ、再審の扉を開かせましょう。多くの方の参加を呼びかけます。
(荒川支部)
日時 10月13日(金)18時30分
会場 さつき会館 会議室(2階)
主催 部落解放荒川区民共闘会議