科学鑑定で再審開始を
狭山荒川集会



狭山荒川集会

 狭山荒川集会が10月4日、さつき会館において、支部員・共闘の仲間65人が参加して開かれました。

 狭山弁護団の河村弁護士から脅迫状は石川さんが書いたものではないことを科学的に明らかにした筆跡鑑定(福江報告書)や、「証拠」の万年筆は被害者のものではないことを明らかにした下山第一、第二鑑定について分かりやすく話していただきました。今新たな科学の進歩でインク補充説の推測は否定されました。これは2016年10月の証拠開示から導き出された鑑定です。無実を訴え続けた半世紀以上の年月。有罪とされた証拠が今は無罪の証拠となっています。これが冤罪です。

 「寺尾裁判長には生きていてほしかった。このような新証拠をどのような気持ちで聞くだろう」と言った石川さんの無念の気持ちが痛い程伝わりました。

 石川一雄さん、早智子さんからは、結婚以来二人で闘ってきた思いをじっくり聞くことができ、「これが最後の闘い」と、第三次再審請求にかける強い決意が語られました。

 「わが冤罪 証拠のねつ造 権力が 馬脚を露わし 下山鑑定」の短歌にこめた石川さんの思いを受け止め、新証拠を武器に今度こそ、再審の扉を開かせましょう!

 (荒川支部)