戦前、朝鮮半島から徴用された労働者の、日本企業に対する賠償請求を認めた韓国大法院判決から1年。この間日本の政府内から発せられた、あるいはマスメディアに溢れかえった言葉は驚くべきものでした。それは日韓条約を固定化することで、軍事独裁政権から民主化を勝ち取った韓国民衆の長い闘いを無視するものであり、また「韓国併合」を反省するどころか、合法的だったと肯定するものでした。
沖縄では辺野古新基地建設ばかりか、南西諸島での自衛隊配備がすすみ、米軍のミサイル配備計画も明らかになりました。それは沖縄に「基地の島」であることを押し付ける軍事植民地政策といえます。
こうしたあからさまな植民地主義への対抗は私たちの喫緊の課題だと考え、今年の集会では、韓統連東京本部の金梨恵さんと琉球遺骨返還請求訴訟を支える会/関東から大仲尊さんの発言をいただき、意見を交わしていきたいと思います。なお、参考映像として大島渚監督の『忘れられた皇軍』を予定していますが、台風19号の影響はここにも及び、今のところ実現の見通しは立っていません。
(荒川支部)
●2019年反戦・反差別荒川集会
日時:12月1日(日)14時
場所:荒川区さつき会館
連絡:03・3803・4074(部落解放同盟東京都連荒川支部)
資料代:500円
(16時からは恒例の交流会を開催します。)