「鳥取ループ『全国部落調査』復刻版出版差別事件」についての学習会が3月8日、荒川さつき会館で開催されました。
はじめに主催者を代表して部落解放荒川区民共闘会議森谷議長が「1975年の部落地名総鑑の原典となったものであり、出版販売は許せない。今日の学習会をふまえて裁判闘争に勝利しよう」と挨拶。続いて小野崎書記長から昨年12月に成立した「部落差別解消推進法」の意義について「理念法ではあるが部落差別は社会悪であると明記した意義は大きい。」と報告されました。そして「全国部落調査」復刻版出版事件弁護団の山本志都弁護士から事件の全容と原告のいかなる権利が侵害されたのかについて詳細に報告されました。この事件では裁判所の仮処分によって、差別図書の販売禁止と、この情報をインターネットにばらまくことへの禁止・ウェブサイトの削除が命令されているにもかかわらず、鳥取ループは削除した自身のサイト情報を別のサイトに移し、しかも裁判で知った情報を新たに追加するという悪質なことをしています。学習会参加者は今回の事件の差別性を理解し裁判闘争の勝利に向け闘うことを確認しました。 (荒川支部)