「狭山差別裁判の再審を勝ちとろう!荒川集会」が10月4日、荒川さつき会館で開かれました。部落解放荒川区民共闘会議の森谷議長の開会の挨拶に続き、DVD「動き始めた狭山裁判」を視聴後、狭山弁護団の河村健夫弁護士より講演を受けました。「今回(8月)提出した下山鑑定は、インクの色について別のインクを足した場合は二つのインクの痕跡が必ず残ることを明らかにし、万年筆が被害者のものではないことを科学的に証明したものでDNA鑑定に匹敵する決定的な証拠です。この鑑定を武器に全体重をかけて取り組むべきです。」と今回の鑑定の意義を明瞭に説明。「再審棄却決定の『郵便局で万年筆のインクを補充したという推測を入れる余地も残されていないとは言えない』という推測は完全に否定された。」と棄却決定を批判しました。石川一雄さんは「いよいよだ。ご支援を」と決意を述べました。解雇撤回闘争を闘っている「全労協全国一般東京労組フジビグループ分会」、「東京清掃荒川支部」、「平和憲法を守る荒川の会」の仲間からの連帯のアピールの後、解放共闘新役員紹介がありました。最後に解放同盟荒川支部高岩支部長から閉会の挨拶があり、参加者一同、新証拠を武器に再審開始まで全力で闘おうと決意を新たにしました。(荒川支部)