再審を求める闘いが広がる

「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」荒川上映会で



 「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」荒川上映会が11月28日、荒川のムーブ町屋ホールにおいて開催された。
 映画は、石川さんと早智子さん夫婦の日常を淡々と描きながら、狭山事件が部落差別に基づく冤罪事件であることを、静かに、深く、説得力を持って訴えかける。アンケートには「狭山と言えばお茶の名所でしか知らなかった私でしたが、今晩友人よりこの映画にご案内いただき、冤罪の辛さを実感いたしました」「50年の歳月の重さに胸がつまりました。再審を強く望みます」「石川さんのご両親の在りし日の姿に、狭山集会での『一雄はやってねえっす』というお父さんの声がすぐ側で聞こえるような気がして涙が止まりませんでした」「石川さんご夫妻の闘いはもちろんですが、家族の愛(ご両親、兄上)、闘いも実感し感動した」など多くの感動の声が寄せられた。この日の参加者は約140人。署名も59筆集まった。この映画を観て石川さんの人となりを知れば必ず無実を確信してもらえるだろう。今後、各地域での上映会を通して、再審を求める闘いを広げていこう。   (荒川支部)