今が決定的に大事なとき
正念場をともに闘おう
狭山闘争勝利荒川集会
8月25日さつき会館において、「狭山闘争勝利荒川集会」が開催された。講師に河村健夫弁護士、石川一雄さん早智子さんを招いての集会だった。狭山闘争が重大な局面にあることを踏まえ今回は荒川支部が呼びかけ荒川区職員労働組合、東京清掃労働組合荒川支部を中心に多くの市民団体・個人による実行委員会を形成し準備をしてきた。その成果があり予想を大幅に上回る80人ちかい参加があった。主催者を代表して荒川支部高岩昌興支部長のあいさつの後、河村弁護士から狭山を巡る状況説明があった。狭山をふくめ再審無罪のためには、証拠開示がきわめて重要であることを分かりやすく丁寧に説明してくれた。証拠開示勧告をした門野前裁判長は、証拠開示に関して他の裁判長よりかなりハイレベルであり、このレベルを維持させ、さらに証拠開示が運動の課題であることが提案された。同時に検察が要望もしていない「自白テープ」を出してきたことに示されているように今回の開示で終わりにしようとしていることもはっきり見ておかなければならない。講演の後、一雄さん早智子さんから「今が決定的に大事な時。地域・職場から立ち上がってほしい」という熱いアピールがあった。参加した団体からは、憲法を守る荒川の会からは、「朝鮮高校も無償化に、下町集会」の報告が行なわれた。東京清掃労働組合荒川支部からは6月の狭山現地調査の取り組みが報告された。いよいよ正念場を迎える狭山闘争を共に闘おう。(荒川支部)
●集会の時に石川さんが詠んだ短歌
忍耐と 精神力で 試練越え
協議近きて 再審のため