大きな太鼓革を展示
第25回さつき会館まつりが盛況



さつき会館祭り

 第25回さつき会館まつりが10月27日(日)開催された。午前10時、榊原実行委員長の開会宣言で始まった。続いて区を代表して高梨教育長が「地域まつりを通じお互いの顔を知り、いつ来てもおかしくない災害に備えよう」と訴えた。新開太鼓の「花火」で出し物が始まった。荒川支部は従来通り喫茶コーナー・焼きそばコーナー・ゲームコーナーを担当したが、どれも盛況で、焼きそばは正午に完売。喫茶コーナーもひとが絶えることはなかった。ゲームコーナーは午後2時の終了まで列ができスタッフの休む間もなかった。展示コーナーでは太鼓の大きな革が展示され、今昔写真の展示と合わせてこの町が皮革の町として発展し、環境改善事業によって町の風景が変わってゆく様子が明らかにされた。体育館の舞台では、さつき保育園の園児の踊り、ハーモニカ演奏、手話音楽、マジックショー、テコンドーや空手道の演武などが行なわれた。風は強かったが、盛況のもと祭りを終えた。
 前日までの台風で女性部が地域の女性と共に取り組んでいるフラワーアレンジメントの作品展示は残念ながら中止を余儀なくされ、台風の影響で人出は例年より少なかったが、開催できたことが何よりであった。
 このまつりは、荒川区と地元町会の菅苗会と、西文化会、部落解放同盟荒川支部、さつき保育園で実行委員会を構成し、人権啓発の拠点としての会館の位置づけを確認し、日頃の成果を発表する場として、また地域住民の交流の場として、行なわれてきた。       (荒川支部)