友常勉氏と河村健夫氏を講師に
足立区区民企画同和問題講座へ参加を

第1回目で制作予定の眼鏡ケース

 毎年足立区と共催で行っている「区民企画同和問題講座」が、9月10日(日)と10月1日(日)の2回、いずれも午後1時30分(1時開場)から足立区勤労福祉会館で開催される。

 第1回目は「部落差別の今・昔~なぜ、部落差別は存在するのか~」と題して、友常勉・東京外語大学教授から、「日本の歴史過程の中で生まれた部落差別はなぜ今日まで続いているのか、その中で生まれてきた芸能や文化にも焦点を当てるとともに、アジアやヨーロッパ、アメリカなどの差別と、何が違い何が同じなのか」、差別問題の本質について、お話を伺う。

 第2回目は「悪質化する部落差別~全国部落調査・復刻版事件から考える~」と題して、河村健夫弁護士から、「全国の被差別部落の所在地のリストをインターネットに公表し、さらに出版販売しようとした『全国部落調査復刻版事件』の東京高裁での勝訴判決」について解説頂き、東京地裁では認められなかった「差別されない権利」が認められたことの意義について、お話を伺う。

 また、講演後、皮革小物の制作を行う。多くの人々の参加をお待ちしております。

(足立支部)