2018年度区民企画同和問題講座の第2回目は、皮革産業資料館副館長稲川実さんをお招きして、「靴産業の歴史と弾直樹」と題して、講演を受けるとともに、講座の後半で「コインケースの制作」を行う。
浅草北部は江戸時代から皮革文化が栄えた。明治以降、弾直樹(13代目弾左衛門)は私財を投入して靴の製造に力を入れ、後に東部一帯に発展した皮革履物産業の基礎をつくった。
今回の講座は「皮細工で学ぶ同和問題Ⅱ」で、前回同様講演と皮革小物の制作をとおして、部落問題を考える。
2016年に「部落差別解消推進法」が制定された。その背景にはますます悪質化する部落差別事件の現実がある。従来の被差別部落民に直接加えられる差別の現れ方に加え、鳥取ループ・示現舎を名乗る者らによる「全国部落調査」の発行やインターネットでの被差別部落の住所や地名、部落出身者の個人情報の掲載など、一段とエスカレートしている。
このような情勢の中で足立区行政と部落解放同盟足立支部が共催で開催する区民企画同和問題の意義は大きい。一人でも多くの参加をお待ちします。(足立支部)
●皮細工で学ぶ同和問題Ⅱ
日時 10月13日(土)13時30分~16時
場所 足立区勤労福祉会館第2洋室(足立区綾瀬1︲34︲7)
なお、申し込みは足立区のウェブサイトから。
http://www.city.adachi.tokyo.jp/somu/chiikibunka/kuminsanka/humanrights-douwaseminar301013.html