第2回足立「区民企画同和問題講座」へ
講師に池田賢市さん、スマフォケースの作成も

皮革小物の制作:スマートフォンケース

 2024年度区民企画同和問題講座の第2回目が、11月10日足立区勤労福祉会館第2洋室にて開催される。

 前半は「人権を基盤とした学校づくりに向けて」と題して、中央大学教授の池田賢市さんから、講演を受ける。池田さんは、地場産業であり被差別部落と関係の深い皮革や履物産業のまちである足立区生まれである。足立区の学校での体験なども通して「人権教育」についてお話しいただく。

 最近多様性の尊重ということがよく言われる。しかし、学校教育の中で、例えば「男と女」という固定観念や偏見から抜け出せているのだろうか。性の多様性が言われる中、学校教育のみでなく、企業や一般社会でも、差別や偏見にとらわれていないだろうか。そうした視点での、貴重なお話をいただく。

 また、後半は「皮革小物の制作」を行う。皮革産業は浅草弾左衛門が明治以降私財をなげうって靴工場を作ったことがきっかけとなって、東部一帯に発展してきた。こうした歴史を踏まえての2部の講座である。

 今回は「スマートフォンケース」を作る。色とりどりの革を革ひもでかがる作業で、1時間ほどを予定している。ぜひ、多くの参加を!

(足立支部)