足立区と足立支部の共催で2024年度第1回「区民企画同和問題講座」が9月29日(日)午後1時30分から、足立区勤労福祉会館第2洋室で開催される。
前半の1部は東日本部落解放研究所副理事長の松浦利貞さんを講師に迎え、「近世関東における被差別部落の暮らしを見る」と題して、講演をいただく。
東日本部落解放研究所の「古文書を読む会」でテキストに使用している「鈴木家文書」をもとに、松浦利貞さんが「武州小頭甚右衛門の世界」を執筆され、解放出版社から出版された。「武州和名村」の「長吏小頭」甚右衛門を通して、生き生きとした部落の生活や様々なトラブル、そして差別に抗する姿が描かれている。それは、従来の部落史のイメージを大きく変える内容となっている。その甚右衛門の世界を中心に興味深いお話が伺える。
後半2部は、恒例の「皮革小物の制作」である。今回は小銭入れを参加者に作っていただく。東京東部は浅草弾左衛門が明治になって、皮革、靴産業を興し、それをきっかけに発展してきた歴史がある。それを踏まえての「皮革小物の制作」、申し込みは足立区ホームページか電話(03・3880・5497)へ。
(足立支部)