「差別と表現」をテーマに

区民企画同和問題講座



西谷さん

 2016年度の第1回区民企画同和問題講座が9月3日足立区勤労福祉会館(綾瀬プルミエ)にて開催された。足立区と足立支部の共催で、今年度は「差別と表現」をテーマに2回開催される。
 今回第1回目は講師に西谷隆行さん((株)学研ホールディングス元記事審査室長)を講師に招いて、「ことば・表現をとおして人権を考える」と題して講演をいただいた。資料として、昨年11月に発行され西谷さんも執筆されている「『ことば・表現・差別』再考」という書籍を入れ、様々な考え方があることを前提に講演された。
 西谷さんは「六曜」など日本の風習や慣習の中に潜む偏見が差別と関わってくることや、つい日常生活の中で高齢者を邪険に扱ってしまいそうな意識、あるいは反対に高齢者はここまでしかできないと決めつけてしまう意識を差別や人権の視点から捉え返す必要があることなど、具体的事例を挙げて話された。
 会場からは「小説などに『差別的表現があるが、作者の意図を踏まえ、そのまま掲載した』との断り書きを見ることがある。何が問題なのかわからない」などの質問に「どの箇所がどのように差別的なのか明記する必要があるのでは」と適切に回答されるなど、様々な質問や意見に丁寧に答えられた。
 第2回目は11月5日に綾瀬プルミエで、朝日新聞社の北野隆一さんをお招きし「差別問題を取材して~今、なぜ部落問題なのか」と題して講演を受ける。 (足立支部)