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「部落差別をこえて」を執筆して
区民企画同和問題講座をひらく
9月26日、足立区勤労福祉会館において、足立区と足立支部が共催で、区民企画同和問題講座を開催しました。
今回は、元朝日新聞論説委員の臼井敏男さんに、『取材ノートから〜「部落差別をこえて」を執筆して』と題して、講演をしていただきました。
臼井さん自身の体験から、なぜ被差別部落を取材しようと思ったのか、その時の朝日新聞社内の反応はどうだったのか、取材して見えてきたこと、印象に残った事、読者の反応はどうだったのか、一人一人がすべきことは何か等、被差別部落の取材された人たちの声も紹介しながら、わかりやすく話していただきました。
定員をはるかに超えた参加者で、用意した資料が足りなくなってしまうほどでした。
質疑応答の時間には、参加者から「部落問題は知らなかった。が、新聞を見て(区のおしらせ)参加してみた。」「これまで部落というものが何か、差別があるということさえ知らなかった。」という発言や「地域の人権集会に出るのは初めてでしたが、地域社会の問題について知ることは良いことだと思いました。」等の感想も寄せられました。一人でも二人でも被差別部落の実態を知ってもらい、部落差別をなくしていこうという人が増えてくれれば、と区民企画同和問
題講座の必要性を再認識させられました。
(足立支部)
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