差別と人権を考えるをテーマに
足立区区民企画同和問題講座
足立支部では、2月18日足立区勤労福祉会館において、今年度2回目の区民企画同和問題講座を開催しました。
今回は部落問題入門編として、「差別と人権を考える」を演題に、多文化共生・人権ネットワーク代表の市川正廣さんに講演をしていただきました。
ビデオ映画「部落差別の歴史」を鑑賞した後、市川さんは、地域としてある東京の被差別部落、そして全国の被差別部落から東京に出てきた多くの被差別部落民の存在など、東京の部落問題について話されました。東京では部落問題が見えにくくなっているが、確実に差別事件が起きている現実。まず部落問題を知ることからはじめ、部落差別を解消していく時期にきていることなどを参加者にわかりやすく話していただきました。
参加者からは、「同和問題は中学校の教科書では、法律名の紹介程度で、全く現実味がありませんでしたが、差別による事件が起きていた事を知り大変驚きました。」「基本的な理解こそ差別解消の第一歩だと思います。」等の感想が寄せられました。
今後も足立支部では、一人でも多くの人に部落問題を知ってもらい、部落差別を解消していく取り組みとして、この区民企画同和問題講座に取り組んでいきたいと考えています。 (足立支部)