部落解放・人権政策確立要求東京実行委員会(会長 鐘ヶ江晴彦)は、4月4日、田町交通ビル会議室にて、2014年総会を開催する。また記念講演としてDPI日本会議の崔栄繁さんを招き「障害者権利条約と障害者差別解消法」について講演をしていただく。
「人権侵害救済法」は、2012年11月9日当時の民主党内閣が「人権委員会設置法案」を閣議決定したが、その直後11月16日衆議院の解散により廃案となった。12月26日、第2次安倍内閣が発足し安倍政権は「人権侵害救済法」の制定には反対の意を示しており現政権のもとでの法制定は厳しい状況にある。それどころか、ヘイトスピーチ・デモなど安倍政権に支えられるかのように差別排外主義が勢いを増している。
しかし、一方では、2013年6月19日「障害者差別解消法」が成立、また12月4日「障害者権利条約」を批准、更に、遺産相続における婚外子差別をなくす民法改正案が12月5日成立したように、国際的な連帯による粘り強い闘いが成果をあげている。
戸籍謄本不正取得事件、土地差別調査事件、相次ぐ差別落書事件など部落差別は根強く社会に存在している。この差別の現実を多くの人に訴えつつ、「障害者運動」の意義にも学びながら、「戦争をする国づくり」へと突き進み、人権を否定する安倍政権下において人権政策確立にむけた取り組みを強化していくために、「2014年総会」を各界各層からの多数の参加で成功させよう。
部落解放・人権政策確立要求東京実行委員会総会
日時4月4日(金)午後2時開会
場所田町交通ビル5階会議室(港区芝浦3-2-22)
記念講演「障害者権利条約と障害者差別解消法」(講師 DPI日本会議 崔栄繁さん)