採用時の啓発の推進へ
厚労省交渉


厚労省交渉

 厚労省交渉が5月22日、厚労省でおこなわれた。原中央労働対策部長が挨拶をし、厚労省の就労支援室の伊藤室長が交渉課題について回答した。

 都連からは以下の3点を要請した。

 ①東京では今年から企業が採用時に就活生などの求職者に行政の公正採用選考のチラシを配布し、就職差別のない採用選考の実施が呼びかけられている。東京労働局は独自のチラシを作り、採用時の周知を企業が実施するように雇用主研修や求人申し込み時にチラシを配布し、企業に実施を要請している。こうした東京労働局の取り組みを全国化するように要請。

 ②厚労省の公正採用選考の動画を広範に周知するために、チラシに動画のQRコードを入れたり、就活生向けにQRコード入りポスターを掲示するなどの工夫を要請。

 ③昨年の職安法の改正によって求人サイト運営会社(募集情報提供事業者)が採用時の公正採用選考違反の苦情窓口を設けなければならないことになったが、未だに対応が不十分。求人サイト上に苦情窓口を設け、利用者に公正採用選考を周知し、相談に対しては職安と連携するように指導を要請した。

 厚労省は3点に対して対応すると回答した。