部落差別撤廃へ大会の成功を
第75回全国大会 3月3日・4日 東京


昨年の全国大会

 部落解放同盟第75回全国大会が3月3日・4日、東京・日本消防会館ホールでひらかれる。

 現在、部落解放運動は、部落差別解消推進法の具体化、事件発生55年を迎える狭山再審闘争の勝利、「全国部落調査」復刻版事件など悪質化する部落差別事件に対する糾弾闘争の強化、差別排外主義と断固対決する反差別共同闘争の推進、安倍政権の改憲反対などにとりくんでいる。

 このような状況下で、運動方針案では5つの基本課題を提案されている。


 

 第1は、憲法改悪を阻止し、人権と平和、民主主義の確立。

 第2に、「部落差別解消推進法」具体化のとりくみを進め、部落解放行政・人権行政の推進。

 第3は、狭山事件55年をアピールし狭山再審闘争の勝利。

 第4に差別糾弾闘争を強化し部落差別撤廃に向けた協働のとりくみを前進。

 第5に、組織と運動の強化にむけ、都府県連間のネットワークづくりの推進と次代の運動を担う人材育成。


 ――の5点である。いずれも部落解放運動の将来を左右する重要な課題であり、大会での活発な論議が求められる。

 都連からも各支部代表をはじめとする代議員が参加する。運動の勝利に向け大会を成功させよう。